ボートを2艘借りていざ出撃。今回はなんと言っても巨匠持参のスペシャルウェポン・ザ・魚群探知機がありますからねっ。釣れない訳が無いのですよ。フヒヒッ。ついでに小生も今回ハンディタイプの魚群探知機を導入しておりまして、巨匠の探知機をベンチマークにして実用性を計ってみようと企んだ次第。
【大会ルール】
釣れた者からビールを開けて乾杯してよし
いつものように真っ先に釣り上げるのが嫁様。続いて陵辱王。朝一番はやっぱり食いつきがいいですな。小生にも来ましたきたきたきた、何と一気に9尾の大連荘。やーん、こんなの初めてー。イッヒー、プレミアムモルツをいただきまーす!遅れて王様が釣り上げ、残るは巨匠だ。「今日もソナーでみんなに魚の居場所を教えるだけの仕事が始まるお」と涙目になっておりましたが、ややあってどうにか初荷を揚げることに成功してまずは坊主の恐怖は全員クリア。
次の恐怖は寒い中ビールを飲んで湖上にいると必ずやってくる尿意。小生がまず手近なビニール袋に放尿しておりますと、その袋に穴が開いておりまして船上は一気に阿鼻叫喚の地獄に化す。えーん、ママー。まともな空き袋が無いことが判明すると王様はボートの舳先に立って放水し「ママー、虹ー!」とか言ってるし、巨匠に至っては「わいのションベンでボートが進んだ!」などと言い出すし。気のせいかこの辺りから周囲に親子連れのボートが我々を避け始める。
午前中はまぁ、ぽつぽつとは釣れておりましたが絶好調と呼ぶには程遠い感じ。魚群探知機を持っていながら、積極的に群れを追いかける事をせず待ちに徹していたのがどうも良くなかった模様。それより何よりとにかく寒くてですね、山から下りてくる冷たい風が腰から足にダメージを与えまくりなのです。…普段あまり「寒い」と言わない小生が「寒い、寒い」と言うのがどうもおかしかったようで、嫁様曰くこの時点で風邪のフラグは立っておったのですな。
一旦岸に戻って、温かいそばを食ったりして身体を温め直し、ついでに防寒具を強化した上で午後再出撃。今度はソナーに映る影を追いかけて積極的に攻める作戦で。ところが、ソナーに反応は確かにあるものの魚の方がすっかり食う気を無くしているのか、明らかにアタリが少なくなっている。周囲を見渡しても景気良く釣れている感じが全然無いし、こりゃ参った。小生の魚群探知機には水面と湖底の中間付近に先ほどから派手な影が出まくっており、暇だったので半分巻き上げたところで竿を振っていたら突然大きなアタリが3度来て、ぷつっと切れる感触が。バスかニジマスでも掛かったんだろうなぁ。仕掛けと錘が丸ごと持っていかれちゃってるよ。とほほ。
今思えば、わかさぎの反応が鈍ったらマス狙いに切り替えられる装備があれば、一日もっと楽しめるのかも。今回小生が導入した簡易魚群探知機は、湖底まで15mを示していたかと思えば時々60mになったりしてやや不安定なところがあるにせよ、しっかりと大物の位置を捕らえていた事は実証できたわけでそれなりに使える物ではある模様。やるじゃん、松下電器。
午後がまったくダメだったかと言うと、そういうわけでもなくて、たまに5尾ほどの鈴なりで釣り上げると周囲のボートから「おおおー」「すげー」と言ったどよめきが挙がって…何故か午前中我々を避けていたボートが我々を取り囲んでいるような気が。ええ、かつて小生もやりましたよ、魚群探知機がありそうなところに寄って乞食をさせていただいたことが。釣れなくなってくると何でもいいから手がかりが欲しくなりますわな。それでもダメなら、帰りに魚屋さんへ寄るしか。
午後3時過ぎ、巨匠のソナーの電池が切れたところで納竿。先ほどの周囲の反応からもわかる通り、小生らが釣っていたポイントでは他の皆さんも芳しくない釣果だったようでして。「やまびこ」さんに戻って片付けをしておりましたら、小さな娘さんと二人で来たらしい若いお父ちゃんが「いやー、よく釣れてましたね。どのくらい釣れたんですか?」と声を掛けて来ましてね。あっはっは、たまに鈴なりで挙げたから派手に見えただけで実際はこれだけで全然ですわー、とトロ箱に入った40尾少々の結果を見せる。曇る娘さんの顔、「私ら4尾しか釣れなかったんですよ」と苦笑いするお父ちゃん。
あー、あー、ヘタこいたー。
全然つまらなかった、という娘さんに「また今度もう一度来ようよ」と懸命に励ますお父ちゃん。一緒になって「今日は良くなかったけど釣れる日は糸を垂らすだけでビッチビチ釣れるよ~楽しいよ~ブヘヘ」と必死にフォローする小生と嫁様。いや実際、後から調べてみても芦ノ湖でのわかさぎは10月までがピークっぽい感じでして、10月1日に解禁される網漁以降はダメだ、なんて声もあるわけでして。前述した通り、山中湖に切り替えておればもっと良かったのかも、です。タラレバ定食大盛りで。よくよく考えると、我々にも魚群探知機が無かったらどんな結果になっておったんだろ。怖くて想像出来ない。
大変だったのは今回わかさぎボート釣りを初めて体験した3人も同様でして。陵辱王はアタリが少なすぎる事から見えない敵との戦いモードに入ってたし、王様は後半絡まった糸をほぐすのが仕事になっていたし、極めつけは気合と装備が最も充実していた巨匠で、「結局5尾くらいしか釣ってへんで。絶対リベンジする」と早くも次の決戦を誓うのでありました。
つづく
