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2008年5月 アーカイブ

マカオ占領計画1:予約編 その0 計画は慎重に、行動は大胆に。

改めまして、マカオに行ってきたアレやコレやを思い出すがままに書き殴って行こうと思います。時系列を追っかけてもイマイチ面白くなりそうにないので、主要なシーンやテーマ毎にまとめて行こうと思います。この後「マカオに行くぜーっ!」という方にちょっとでも、お役に立てれば良いかな、と。

まずは旅行の予約手配編。小生と嫁様はこれまでマカオに行ったこともなければ香港さえ行った事もありません。にも関わらずツアーではなく全て自前で手配するという、好意的に評価するならば中級者向け、率直に評価するならば無謀なところからのスタートです。何しろ今年一杯で消えてしまうマイルがあったので、これを行使できるのはもはやこの黄金週間しか無い、というのがそもそもの始まりだったわけですから。エア代がタダになるという前提がなければツアーで行くのが一番楽で一番安いでしょうな。

同じような理由で、ホテル代をタダにしてくれるっつーので小生は2年前に単身ラスベガスへ自前で手配して行っております。あんまり難しいことも無いといえば無いです。だから多分、大丈夫。必要なのは度胸だけ。そんなノリで。

それぞれの手段や宿に関しての感想は概ね後回しにして、以下予約についてザックリ書きます。

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マカオ占領計画1:予約編 その1 飛べない豚はタダのポーク。

小生はJALマイレージプログラムの会員でございます。JALoneworldというアライアンスに加入しておりますのでキャセイパシフィックなどのエアラインも利用できるのですが、いずれにしても日本からマカオへの直行便は現在定期便としては存在しておりませんので、ここはJAL成田⇔香港間の往復チケットをオーダーすることにします。申し込みは何故か電話からしかできず、しかもなかなか繋がりません。繋がらないまま営業時間が終了したりします。第一の試練です。

ようやく繋がり、往路4月26日10:00成田発、復路4月29日10:45香港発の手配を2名分、いろいろな確認を経ながら進めます。ここでは帰りの便がキャンセル待ちとなりましたが、1週間ほどで席が確保できた旨の電話がやってきて無事第一関門のエアチケットはゲットできました。チケットは家に送ってもらうことも出来るのですが、後に会員画面に現れる予約済み内容の確認画面から、「eチケット控え」を印刷して当日空港のカウンターへ持って行くだけでOKです。心配な人は搭乗前日に携帯かパソコンから予約便への「チェックイン」をしておくとなお良いと思います。


申し込み時にパスポート番号が必要です。また申し込みが完了した時点で燃油サーチャージ代金(今回の場合1名約2万円)の決済が必要です。

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マカオ占領計画1:予約編 その2 泳いで渡ればタダで脱北者ゲームも楽しめます。

第二の試練は香港⇔マカオ間の交通手段です。今回小生らは香港へは一切立ち寄りません。ただマカオを目指すのみです。そこで唯一の手段となるのが香港国際空港⇔マカオを結ぶ船Turbojetです。…いつ日本語のページができたんだろ。少なくとも小生が予約したときは無かったのに。「Turbojet」は当日香港国際空港内のカウンター(帰りはマカオフェリーターミナル)で直接チケットを購入することもできるのですが、便数が少ないので予め予約をしておくのがベターです。特に帰りの飛行機が朝早いため、唯一帰れるのは始発便である8:15マカオ発。これに乗れないなどという事態だけは避けなければなりません(事実、帰国当日フェリーターミナルに行ってみたら該当の便は「満席」となっていて予約無しでは予定通り帰れない事態になるところでした)。

予約はhttp://www.turbojetbooking.comにアクセスして(ここからは今も多分英語のみです)、面倒ですが「Apply Membership」から会員登録を行います。登録するとメールにIDなどの情報が送られてくるので指示に従って記載されたURLにアクセスします。ここからいよいよ予約。まず往路はFrom Cityに「Hong Kong Airport」「Hong Kong」ではないので注意)を選択、To Cityに「Macau」を選択。日付は到着当日、時間は飛行機が香港に到着する13:30から2時間を見込んで「15」時を選択。「Return Trip」にチェックを入れると復路のチケットも同時に検索できます。帰りの日時と時間は始発の8:15発に乗らなければならないことが判っているので「8」を選択。続いてNumber of Ticketで人数を選択。最後に、搭乗クラスは「Econ(エコノミー)」「Super」が選択できるようになってますが、HK$100(1400円程度)の差ですので「絶対に空席だらけだろ!」という自信がなければ「Super」を選択することを強く推奨します。その理由はまた別途後述いたします。

「Search」ボタンを押すと検索結果が出てきます。まずは往路の検索結果の中にちょうど良い「15:30」の便が表示されておりますので、そこにある「$」のボタンをクリックします。すると別画面が開いて人数分の名前やら国籍、誕生日、パスポート番号、フライトの時間などなどの入力が求められますので頑張って埋めます。「Confirm」ボタンをクリックして問題がなければ続いて復路です。今回の場合、マカオ8:15発の便に乗って香港10:45発の飛行機に乗る旨を入力したら「乗り継ぎの時間が足りてないからダメよ」的なエラーメッセージを吐かれましたが、JALの場合だとマカオのフェリーターミナルで飛行機のチェックインまでできるようになっていて、フライト出発の2時間20分前までに出る船であればOKとなっております(こちらを参照)。ここは船の予約フォームで飛行機の時間を若干詐称して「11:00」発とすることでエラーを回避。無事香港国際空港⇔マカオ間の船便も確保できました。クレジットカードで決済するとすぐにメールが送られてくるので内容を確認します。また、先ほど予約をした画面にて「Booking Record」のタブをクリックすると予約一覧が表示されますので、それぞれ詳細画面を開いてプリントし、当日持って行けばOKです。

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マカオ占領計画1:予約編 その3 成田土地余りすぎワロタw

さて、出発当日の飛行機が10:00発っつーことは通常であれば8時には成田空港に着いておきたいところです。となると、練馬に住む小生らは大きな荷物を持って早朝5時台の電車に乗らなくてはなりません。家から駅まで遠いし、第一電車代も二人だと結構な金額になります。

そこで車で行ってみることにします。空港周辺の駐車場はだいたい1日500円というのが相場であるらしく、お安いです。駐車場からはマイクロバスで空港まで送迎してくれます。これは楽そうです。適当に検索した結果、USAパーキングというところにネットで予約します。民間駐車場に関しては予約なんぞしなくても、満車になるなんてことはまず無いと思われますが当日ちょっとだけ手続きが楽になるようです。これで、行き帰りの交通に関しては予約完了。

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マカオ占領計画1:予約編 その4 西原理恵子先生の仇を討つよ。

次はマカオのホテルを予約であります。マカオは最近ラスベガスからやってきたホテルがどんどこオープンしていてどこにしようか目移りしてしまいますがここは敢えて、古くからマカオでカジノをやっている始祖とも言うべき元祖リスボアを選択します。古いのはわかっているけど一応、マカオ観光局が指定するところの5つ星だし、数々の著名人が勝負を挑んだメッカでもありますし、そんな所も近々無くなっちゃうそうですし。

予約に使ったサイトはagodaというところで、ほぼ日本語で予約完了まで行ける上に部屋もそこそこ安く提供されており、決済までできる「旅の窓口世界版」って感じです。全ての手続きが完了したらメールが送られて来るので、それもプリントしてチェックイン時に提示するようにします。

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マカオ占領計画1:予約編 その5 敵を知る準備まで入念、我ながら自分が恐ろしい。

最後に、現地での観光ツアーに一本参加してみることにします。一応ガイドブック的な物は早々に嫁様が購入してきているのですが、たいていのガイドブックというやつは「香港・マカオ」のセットであり、かつ大部分が香港という構成になっております。ネットでもそれなりに情報を集めることはできますが、なにせ我々マカオは初めてです。効率よく説明を受けながら周ることができる半日くらいのツアーがあるならば金なら出す、連れ回してくれたまえよチミィ。というわけでAlan1.netというネットでちょうど良い感じの、朝から半日マカオの名所巡りができるツアーを見つけ、到着翌日に予約。念のために予約完了画面なり送られて来るメールを印刷して持って行きましょう。

今回予約したものはこんなものでしょうか。次回はいよいよ出発です。

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マカオ占領計画2:往路編 晴天を褒めるなら夕暮れを待て

さて、出発です。この項ではただ移動手段について淡々とお伝え致します。それぞれの手段に対する感想その他諸々は、また別途。

4月26日の早朝5時半に練馬の自宅を車で出発して成田空港近くの駐車場に着いたのは7時過ぎ。少々成田ICで迷走してしまったのでもう少々早く着くことが出来た模様です。ただし連休初日とはいえ、超早朝の話ですので日中ならばこの倍の時間を見積もっておく必要があるかもしれません。

駐車場の受付で鍵をつけたまま車を預けると、車はスタッフが然るべき場所へ乗って行きます。我々は駐車場が用意しているマイクロバスに乗って空港に向かいます。駐車場から空港までは10分程度。バスを降りたらそのまま出発フロアなので楽ちんですな。

空港のJALカウンターで、持参したeチケットを提示して搭乗券を受け取り、荷物を預けます。ここでは行先がマカオであることは特に伝える必要もありません。

チケットを受け取ったらセキュリティゲートで手荷物等のチェックを受け、出国審査へ進みます。この時点で8時頃だったのですが連休初日ということもあり、審査には結構な行列ができていました。

出国審査が済めばあとは飛行機に乗るだけです。2時間ほど時間があるので免税でタバコを買ったり、サテライト内のショップで朝食という名のビールを飲んだりして搭乗時間を待ちます。

出発30分前あたりから搭乗が始まるので飛行機に乗り込んで大人しく出発を待ちます。往路の飛行時間は香港まで約4時間半。ビールをまずいただいて、機内食と一緒にワインでも飲んで気持ちよく寝ていたら着く程度ですな。香港マカオは日本との時差1時間遅れ。現地の到着時刻13:30です。

ここからは日本語案内も無く、見えない敵との戦いです。シャトルに乗ったりエスカレーターを上り下りしたりしながら人の流れに着いていき、ひたすら「Arrival」の案内を追いかけます。ただし、マカオへ直行するためにはココで入国してしまってはいけません。入国審査の手前にTurboJetのカウンターがあるので、ここで形式的には乗り継ぎの手続きを行います。予め印刷しておいた15:30発のバウチャーとパスポート、乗ってきた飛行機の搭乗券半券&預けた荷物のタグ控えを見せて乗船券を受け取ります。預けた荷物はこの手続きにて職員によってピックアップされてマカオ行きの船に載せられます。

香港国際空港10番ゲートはバス乗り場乗船券を受け取ると「10」番ゲートが乗り口である事が記されている他、預けた荷物の点数などが印刷されています。「TurboJet」の特徴である緑の看板を目印に、10番ゲートを目指します。ここでまたセキュリティチェックを受けることになるため飲み物などを持ったまま通過できないので注意。セキュリティゲートを通過して10番ゲートを目指しますが、この10番ゲートはフロア最下層の1階になります。小生らはエレベーターで降りました。他にエスカレーターなどもあるようですがしっかり見ることができませんでした。

10番ゲートからはまずバスに乗るようです。ゲートには出発時刻と行先が書かれたプレートが出されており、その乗船券を持った人間しか通さないゾ、といった方針のようでして小生らは「その辺で待っておけや」的な扱いで追い返されたり、待ちくたびれたらしい中国人が大声でゲート職員に怒鳴り散らすなど早くもチャイナムード全開です。

超速いTurboJetようやくゲートのプレートが「15:30 澳門」になりました。中国人は行列など作りません。日本人も負けじと押し合います。同化してはいけません。基本、生き急ぐ奴は先に逝かせてやれという気持ちが大切です。割と船も時間通りに出るようなことも無さそうな雰囲気ですので少々時間が迫ってようが大丈夫っぽいです。何しろこの先全ての局面において、焦りという感情は最大の敵ですから上手くコントロールしてください。

バスで5分ほど、空港の敷地内を走り海っぺりにあるフェリーターミナルに到着します。職員の案内に従いそのまま捕虜収容所的な建物の中に入ります。ここでも船の便ごとにゲートが開かれる仕組みですので、チケットを見せて「違う」と言われたら大人しく待ちます。そのうち職員が「マカーウ、マカーウ」と言い出しますよってに。

船は特に混雑していなければ自由席です。エコノミー席はかなり狭いですがたかが45分程度のことなので我慢できないこともありません。が、やはりここは100HK$追加してもスーパークラスをオススメします。まぁ行きは何も気にならなかったんだけど。この船内で配られる、マカオの入国カードに名前だの国籍だのパスポート番号だのを記入します。割と適当でも大丈夫っぽい感じ。

入国カードに記入していて全然気づかなかったんだけど、この「TurboJet」、静かなわりにかなりの速度です。100km/h以上出てる。これで45分つったら、想像していた以上に香港-マカオは実は遠いのかも。よほど海が荒れない限りは、ほとんど揺れることも無いっぽいです。更にグッスリ寝ている間に、いよいよマカオフェリーターミナルに到着。

船を降りてまず入国審査です。ゲートはマカオ住民用香港住民用その他中国人用完全外国人用(Visitor)がありますので我慢しながら外国人用に並びます。審査を通過したところの一角に、荷物が運ばれてくるエリアがあります(と言っても空港にあるようなベルトコンベアーがあるわけでもなく、ちょいと判り難いので注意)ので必ずここで荷物を受け取ってからフェリーターミナルロビーへ出ます。

ロビーから出口に向かうと、いろんな漢字が書かれた看板を持ってる人たちが並んでいるのが見えます。よく見るとそれぞれカジノやホテルの名前が書かれてありますのでその方向に沿って、大小いろんなバスが停まっている場所へ向かいます。小生らはリスボアに向かうので、最初「葡京」と書かれたバスに乗ろうとしたのですが、大きな荷物を見た職員らしき人がカジノか?ホテルか?っぽい事を聞いてきました。リスボアの場合、ホテルとカジノの入り口が違うので、ホテルに行くのならばあそこのバスに乗れ、と言われ特にホテルの名前が書かれているわけでもない、紫色のバスに乗りました。後から判ったのですが、このバスはフェリーターミナルからホテルリスボアホテルシントラを回る旅客用の循環バスのようです。ベネチアンとかウィンとかのバスはわかりやすくていいなぁ。

ホテルリスボアはマカオで最初のカジノホテル、創業40年バスで5分ほど走るとあっという間にマカオの中心地・ホテルリスボア前に到着です。お気づきでしょうか。ここまで小生一切両替しておりません。ホテルやカジノが用意しているバスは無料ですので特に小銭が無くてもシャトルバスがありそうな、そこそこのホテルであれば一切両替せずにホテルまで辿り着けるのです。なんと言いましても日本で香港ドルに両替するととんでもなく高いです。例えば為替レートが1HK$13.2円ほどである本日、成田空港で両替した場合買い15.6円売り10.8円くらいという恐ろしい極悪暴利外道スプレッドで、もうそれだけで大損です。一方現地の街中にある両替所などの場合、概ね買い13.8円売り13.2円くらいの水準まで劇的に改善されます。よって、現地に着くまで一切の両替は不要!...と胸を張っておったのですが。ホテルでバス~フロント~客室までボーイさんが荷物を運んでくださって、彼にチップを渡せなかったのは痛恨。ここは香港国際空港内のATMで1000HK$を敢えてキャッシングして(それでも日本で両替していくよりは全然安いはず)、空港内の売店でちょいとお茶でも飲んで小銭を作り、20HK$程度のチップを用意しておくのが正解だったなぁ、と反省。今思えばタバコでも渡しておけば良かったかもな。

ホテルのチェックインでは、これはマカオの習慣っぽいらしいんだけど保証料として500HK$が必要になる。現金が無ければカードでもOK(チェックアウト時に電話などの利用が一切なければカードの請求はされない)、とはいえこれも知らなかったものですから。やはりどこかでまず1000HK$だけでも用意しておくのがベスト。

と、まあこんな感じでホテルの部屋に入ったら外は暗くなり始めておりまして、なんだかんだで現地時間の夕方6時過ぎ。家を出発してから概ね13時間経過でございます。直行便じゃ無いとやっぱキツイですね。以上往路編でございました。

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マカオ占領計画3:概論編 金太マカオに着く

マカオはずーっと霞っぱなしマカオといえば、言うまでもなくちょいと前までポルトガル領だったのが中国に返還された小さな特別行政区であります。詳しい説明はwikiあたりにお任せするとして、なんと言っても遂に昨年売上額でラスベガスをブチ抜いたカジノ産業がとってもお盛んであることが最大の特徴であります。どちらかと言えば「マカオ」でくくられるエリアは狭いのですが、それでもかつての4倍の面積になるまで埋め立てが進みまくっているし、さらにこの倍になるまで埋め立てる計画が進行中なのだとかで、そんな埋め立て大拡張の原動力になっているのは紛れもなくカジノ産業であるわけです。ここ数年、中国の経済が爆発的に発展して富豪がどんどん産まれ、そんでもってもともと博打が大好きな国民性も手伝いマカオに落とされる金が加速度的に増えたのは当然の結果なのでしょう。40年前はリスボアのみだったカジノは現在約30箇所、その半分はここ数年に新しくできたばかりというから恐ろしい勢いですな。海を埋め立てたそばからどんどんカジノホテルを立てているって感じ。まだまだ建てる気満々です。近年はラスベガスから有名カジノホテルが続々と参入してカジノの近代化が一気に進んだことも、観光客の増加につながっているご様子。この先数年がマカオの絶頂期になるのは間違いないでしょう。街並みの変遷を目で追いかける楽しみは大いにあるかも知れません。

ラスベガスと大きく異なる点としては、ラスベガスのホテルがしのぎを削って競い合うショービジネスがマカオでは乏しいことが挙げられます。一部に芽生えは感じられますが、まだまだエンターテイメント性はかなり低い印象です。反面、射精産業、所謂エロについてはマカオラスベガスを圧倒します。宿泊したホテルリスボアの1階部分では午後から「回遊魚」と呼ばれる超セクシーオネーチャンが大発生し公然と売春が行われておりますし、新しくオープンしたグランドリスボア内の「ロック座」では日本のAV女優によるストリップショーが連夜行われております。飲む打つ買う、このセットを重んじる御仁には、マカオラスベガスよりも数段魅力的な街なのだと思います。でも多分、そんな古き良き時代も間もなく終わるのでしょう。数ヵ月後にはその回遊魚が泳ぐホテルリスボアも取り壊され、彼女たちは新しい海に向かうのかも知れませんがやがて規制も入り淘汰されていく運命なのでしょう。

セントポール大聖堂カジノ以外でも面白いところが結構あって、マカオ独特の複雑な歴史が生み出した歴史的建造物も多いです。かつては日本からも追放されたキリシタンがマカオでお世話になったとかで、その影響を色濃く残す部分もあったりして、いろいろ深いです。そうした数々の建造物が最近世界遺産に登録されたことも、マカオ人気の牽引を大きく手伝っているのでしょう。日本ではマカオぴあなる定期誌がちょうど出発の2日前に創刊されたりしまして、喜んで買ったはいいけどほとんど広告じゃねぇかバカヤロウ、と思ったのはまた別の話。ま、そうした観光も手軽に、1日あればかなり堪能できるのは良いんじゃないでしょうか。

マカオタワーからところで香港についてから遂に帰るまでの間、青い空を全く見ることがありませんでした。とにかくずーっと、霞んでいます。時折スコールのような雨が降るのですが、その時が一番視界が良いんじゃないかって位、ずっと濃いガスに覆われていました。季節によって違うんだろうけれども、景色はずーっと、残念。気温面では沖縄よりも更にちょいと緯度が低いため、当然日本よりは気温が高くこの時期は日中蒸し暑いくらいです。

さて次回はいよいよ鉄火場カジノに突撃です。

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マカオ占領計画4:鉄火場編 金太負けが多い

勝負とは、敵を先手、先手と打ち負かしていくことであり、
構えるということは、敵の先手を待つ心に他ならない。
- 宮本武蔵 -

これより我ら修羅に入る。マカオよ覚悟いたせ。まずはホテルリスボア近くの両替所にてジャパンマネーを香港ドルに交換ジャイ。ここはざっと見た中でもかなり良好なレートでして、かつ週末だろうが24時間利用できる、大変優秀な両替所でした。なお、後ほど判ったことですがウィンマカオ内のカジノにあるキャッシャーも、この両替所とほぼ同水準のレートでして、共にオススメであります。

予めのお断りとなりますが、まず今回我々は

グランドリスボア
ウィンマカオ
サンズ

でしか勝負をしておりません。リスボアにも昔っからのカジノがあって、一応は見学してみたのですが狭いわ暗いわ人が多いわでとても腰を据える気になれなかったモンですから。あと、マカオのカジノは写真撮影禁止の度合いがかなり厳しいっぽくて、今回は一枚もカジノ内の写真がございませぬ。

ラスベガスん時もそうでしたが、嫁様はどうもテーブルゲームがイヤなようでひたすらスロットマシンに張り付いてしまいます。一般的に、スロットマシンは賭け額が大きいほどペイアウト率が高く、小さな賭け金だと低くなります。更にUS$と比べた場合HK$の価値は約1/8となるわけでして、その辺を深く考慮しなくてはなりません。...まぁ~出ないこと出ないこと。ラスベガスで大勝した時と近い条件で勝負しようと思ったら10HK$×3BETのマシンで...ってことになるんだけどそんなの殆ど無いし。

唯一勝ち負け争えそうな感じがしたのは1BET5HK$のビデオポーカー。限りなくインチキ臭いですがHigh/Lowダブルアップができるのはラスベガスと大きく違うところ。コレはじっくりやってみたかったのですが、つい間違えて「MAX BET」ボタンを押してしまい一気に500HK$を賭けたことにされ、取り消すこともできず、待ってましたとばかりに何も役ができずに終わる、というミスを2回ほど立て続けにやらかしてしまい、以降二度と近付けず。

ようやくテーブルゲームに...既に散々やられて向かったのは3日目のこと。もはや大きな勝負をする気力も財力も無く、ただ勝ったり負けたりを繰り返し「こっちの方が長く遊べるねー、アハハハ」とまぁ、それなりに楽しめてはおりました。結局は負けるんですけど。

マカオでは大小バカラが人気。ブラックジャックルーレットは不人気。いろいろこの辺もラスベガスとは違いますな。唯一クラップスだけは万国共通で盛り上がるみたい。そんな事はどうでも良くなるくらい負けた負けた負けたー。

マカオは街の至る所に「押」という看板、すなわち質屋があるのですが質入する程の価値がある物も持っていないとは何とも情けない。悔しいが、あまり金を持っていなさそうな身形をした中国人が1回の勝負で1万HK$とか賭けてるのを目の前で見ると、負けた金額以上にいろいろな物が超越したレベルで負けた気になりました。「ジャパンマネー」はもはや過去のお話。

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グランドリスボア何とも狂った外観が特徴のグランドリスボアはつい先日オープンしたばかりです。綺麗ででっかいんですが、人がかなり多いです。フロアがいくつも別れていておりまして、基本上に行くほどレートが上がっていく感じです。とあるフロアの真ん中にはステージがあって、時々セクシーネーチャンのショーが始まります。ラスベガスRioみたいな感じでしょうか。セクシー度合いが高ければステージ前には人だかりが出来上がり、地味だと無視される、何とも統一感の無いステージを上階のレストランから見ておりました。

ウィンマカオ一方のウィンマカオは、グランドリスボアと比べると少々時期的にも落ち着いたのか、人の数は程ほどです。本場から来ただけあって雰囲気も良いですし、チップの質感もこっちが断然上でございます。今回殆どの時間をここで過ごしました。

サンズはちょろっと寄った程度ですが、これまたカジノフロアがデカい。一番ラスベガスさを感じるのはココでしょうか。スロット系のラインナップもベガスで見たことがある物が多く置いてあったように思います。

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さて、負けたからと言うわけでも無いのですが、この辺から毒盛って行きます。

カジノ客の大半は当然というか、中国人だらけです。当然というか彼らのマナーの悪さは酷いモンです。ディーラーが締め切りのベルを叩いた後でも後ろから強引に割り込んできてチップを投げ、「アソコに置け!」ってな事は当たり前。スロットマシンで遊んでいても気持ちが悪いくらい顔を近づけて覗き込んで来ます。挙句、何を言ってるのか解らないけど大きな声で叫び始めます。何か怒っているのか、普通に話し掛けているのかすら不明なのが中国的コミュニケーション。

具合が悪いのはカジノ客だけじゃありません。ウィンマカオという上級ホテルで働くディーラーですら、ダメな奴がおりました。とある若い女性ディーラーは作業的にゲームを進めながら延々隣のテーブルの同僚ディーラーとおしゃべりに夢中になっているかと思ったら、突然ボーっとしだして動かなくなって、すぐにイライラする中国人客に怒鳴られてハッと我に帰ったり。「アレ、頭ん中、男のことしか考えてへんで。」と日本語で口に出しても無問題。こんなのでも中国語と英語が話せれば月給40~50万円くらいなんですと。畜生、ヒモにしてくれ。

カジノだけじゃなくホテルやらレストランやら、様々なところで共通して言えることは、彼らに「ホスピタリティ」という概念が無いこと。別に今更かも知れないけれど、改めて認識したのは「親切・丁寧なんてのは無理無駄クソ」くらいに思っているんじゃ無いかとすら感じるサービスレベルの低さだ。十数年前に横浜中華街のとある店で受けた忌まわしい屈辱の記憶から何ら変わっていない。この点においては、マカオはあと50年、ラスベガスに勝つことができない。絶対に、できない。

そんな感情を織り交ぜながら次回はマカオの食べ物について。

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マカオ占領計画5:似非グルメ編 金太まわった

あっちゅー間にマカオへ行ってから1ヶ月が経っております。サクサク書けなくてスンマセン。

マカオの食べ物はと言いますと。基本、中華です。麺&粥のお店はそこらじゅうにあって早朝から深夜まで、食べる所に困ることはまずございません。もう一方で、結局本格的なものにはありつけなかったけど、ポルトガル料理というジャンルもございます。また、ポルトガルからマカオに渡る航路がアフリカを経由するために途中でいろんなスパイスが加わってできた、マカオ料理という特殊なジャンルの物もあります。

渡り蟹のカレー炒めお土産屋さんなどに行けば、唐辛子やら花椒がたっぷり入った辣油の隣にカレー粉を浸した咖喱油なんてものが売られていて、カレー馬鹿としてはナカナカにそそられます。写真はその咖喱油を使ってるのかどうか解りませんが、マカオ料理の代表格・渡り蟹のカレー炒め。美味いんだけど食うところが少なくて、ひたすら食うのが大変。
マカオ名物エッグタルト豪華なホテルの豪華なレストランなどにでも行かない限り、マカオの食事はかなり安い。小生の感覚では概ね東京の半額やや強くらい。夕食にグランドリスボアウィンマカオの中にあるカジュアルなレストランでビールと料理を数品食べても二人で3000円程度だし、街中にある食堂で食べるなら150円くらいで麺・粥が食える。マカオ名物エッグタルトが1つ90円強なのは観光地名物価格と考えるべきか。
今まで飲んだ中で最も不味いビール系飲料「海珠」ビールなんてコンビニで買えば1缶90円もしないし、マカオ香港のビールはまぁまぁ美味い。中には無茶苦茶安くて激烈にマズいのもあるけど。写真のヤツは、500ml入りで確か60円もしない上、今時ペリっとはがすプルタブ式...それだけで危険な臭いがしまくったのですがコレがまぁ期待を裏切らないマズさでして。ちなみにこの「海珠」、製造にキリンが関与しているらしく比較的キリンには好意的だった小生非常にガッカリ。家計のセツヤクとやらの名目でマカオのお父さんたちがコレを飲まされていると思うと非常に申し訳ない気持ちになる。これはあんまりにもあんまりだ。
超美味い豚肉バーガーイロイロと食いましたが、マカオで一番美味かったのは何かと問われれば小生迷うことなくコレを挙げます。マカオフェリーターミナル内のスナックで食べた、豚肉バーガー。正式名称「ジューパーパオ」?厚めの豚ロースを塩コショウのみで程よく炙って、荒っぽく切られた玉葱と一緒に固めのパンに挟んだだけの超シンプル・ファストフードなんだけど、この組み合わせは実に素晴らしい。割りとボリュームもあって、それでいてお値段200円程度。コーヒー付きで270円くらい。あまりに気に入ったので帰国当日の朝早くにもう一度行った程。街中にもいくつか、これに似た物をウリにしたファストフード店があってマカオの人気B級グルメメニューである模様です。家庭でも簡単に再現できそうな感じなので、時々思い出したように作ってみたいと思います。...原価だけで現地価格に負けそうだけど。
思い返してみれば、現地でせいぜい7~8食しか食べる機会が無く、唯一もう一度行きたいと思う動機があるとすれば「もっといろいろな料理を食ってみたかった」という点かも知れませぬ。また香港にでも行ける機会があれば、1日だけ立ち寄ってみるのもアリかなぁ。

次回はようやく(多分)最終章、小生が「二度と来るかバーカバーカバーカ!」と思うに至ってしまった修羅の帰路編です。まぁだいたい想像がつくでしょうが。

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