マカオといえば、言うまでもなくちょいと前までポルトガル領だったのが中国に返還された小さな特別行政区であります。詳しい説明はwikiあたりにお任せするとして、なんと言っても遂に昨年売上額でラスベガスをブチ抜いたカジノ産業がとってもお盛んであることが最大の特徴であります。どちらかと言えば「マカオ」でくくられるエリアは狭いのですが、それでもかつての4倍の面積になるまで埋め立てが進みまくっているし、さらにこの倍になるまで埋め立てる計画が進行中なのだとかで、そんな埋め立て大拡張の原動力になっているのは紛れもなくカジノ産業であるわけです。ここ数年、中国の経済が爆発的に発展して富豪がどんどん産まれ、そんでもってもともと博打が大好きな国民性も手伝いマカオに落とされる金が加速度的に増えたのは当然の結果なのでしょう。40年前はリスボアのみだったカジノは現在約30箇所、その半分はここ数年に新しくできたばかりというから恐ろしい勢いですな。海を埋め立てたそばからどんどんカジノホテルを立てているって感じ。まだまだ建てる気満々です。近年はラスベガスから有名カジノホテルが続々と参入してカジノの近代化が一気に進んだことも、観光客の増加につながっているご様子。この先数年がマカオの絶頂期になるのは間違いないでしょう。街並みの変遷を目で追いかける楽しみは大いにあるかも知れません。
ラスベガスと大きく異なる点としては、ラスベガスのホテルがしのぎを削って競い合うショービジネスがマカオでは乏しいことが挙げられます。一部に芽生えは感じられますが、まだまだエンターテイメント性はかなり低い印象です。反面、射精産業、所謂エロについてはマカオがラスベガスを圧倒します。宿泊したホテルリスボアの1階部分では午後から「回遊魚」と呼ばれる超セクシーオネーチャンが大発生し公然と売春が行われておりますし、新しくオープンしたグランドリスボア内の「ロック座」では日本のAV女優によるストリップショーが連夜行われております。飲む打つ買う、このセットを重んじる御仁には、マカオはラスベガスよりも数段魅力的な街なのだと思います。でも多分、そんな古き良き時代も間もなく終わるのでしょう。数ヵ月後にはその回遊魚が泳ぐホテルリスボアも取り壊され、彼女たちは新しい海に向かうのかも知れませんがやがて規制も入り淘汰されていく運命なのでしょう。
カジノ以外でも面白いところが結構あって、マカオ独特の複雑な歴史が生み出した歴史的建造物も多いです。かつては日本からも追放されたキリシタンがマカオでお世話になったとかで、その影響を色濃く残す部分もあったりして、いろいろ深いです。そうした数々の建造物が最近世界遺産に登録されたことも、マカオ人気の牽引を大きく手伝っているのでしょう。日本では「マカオぴあ」なる定期誌がちょうど出発の2日前に創刊されたりしまして、喜んで買ったはいいけどほとんど広告じゃねぇかバカヤロウ、と思ったのはまた別の話。ま、そうした観光も手軽に、1日あればかなり堪能できるのは良いんじゃないでしょうか。
ところで香港についてから遂に帰るまでの間、青い空を全く見ることがありませんでした。とにかくずーっと、霞んでいます。時折スコールのような雨が降るのですが、その時が一番視界が良いんじゃないかって位、ずっと濃いガスに覆われていました。季節によって違うんだろうけれども、景色はずーっと、残念。気温面では沖縄よりも更にちょいと緯度が低いため、当然日本よりは気温が高くこの時期は日中蒸し暑いくらいです。
さて次回はいよいよ鉄火場カジノに突撃です。
